こどものまち レポ -こども会議-

今年13回目を迎える、NPO法人高砂キッズスペース主催のこどものまち。

ゆるり家主催での稲美町開催にあたり、加古川・高砂のこども店長たちによる、こども会議に潜入してきました!

店長ってどんなことをするの?こども会議って何?という方のご参考になれば幸いです。

 

今回は店長さんたちが集まる2回目の会議。

物品販売チーム、飲食販売チームに分かれて企画を練っていきます。

(ちなみに前回の会議では市長選挙があったそう。見たかった!)

 

 

◎物品販売会議

 

こちらは物品販売チーム。今日はそれぞれのお店の申請書と予算書をつくっていくようです。

 


 

申請書には、店長の名前、お店の内容、お店の名前…といった項目が。

すてきな項目だなぁ、と思ったのは、『どんなお店を目指すか?』。

「こどものまちにやってきた一般の人たちに、どんなことを感じてほしい?」

「こどものまちに自分たちの店があることで、どういうことを提供できるかな?」

というスタッフさんからの投げかけ。

 

そして、『自分の店に働きに来た人にやってもらうこと』。

こどものまちでは、当日参加の子どもたちがまちで仕事をして共通通貨をもらえる仕組み。

自分のお店に働きにきたときに、どういう仕事をしてもらうのか、も考えないといけません。

ここでも、「小学1年生ならどんな仕事ができるかな?グルーガン使える?」とスタッフさん。

「でも、小学1年生の子がここの商品を作りたい!ってやってきて、チラシ配りだけの仕事だとつまらないよね。」

働きにきたこどもたちの年齢に合わせて、できることを考える。その上でどう楽しく働いてもらえるか。

商品の試作をしながら、人をどう動かすか、どう楽しませるか、についても考えていきます。

大人目線から見ると、こういうところ、すんごくおもしろい~!

 

 

さて、いよいよそれぞれのお店にわかれ、書類と試作品の作成へ。

会議の部屋の中にはパソコンも数台設置され、ネット検索も可能。

こちらの女の子たちは「イヤリングとレジン」を検索。アルファベットを一生懸命見つけながら、ローマ字入力していきます。

 

ネットにはいろんな可愛いイヤリングの画像がならぶ中…

自分たちの技術でつくれるものは? どんなデザインなら安くつくれる? つくる数は?

考えることはたくさん。

お隣では、パソコンで商品を検索しながら、「あとは100均で下調べや!」の声も。

 

 

試作をつくりながら…。

部品がこれだけだと商品としてさみしい?この部品をゴムにつけるにはどうする?穴をあける?

大人と相談しつつ、商品の形をつくっていく。

 

 


 

部品の検索。何個で何円? イヤリングは2個で1セットだから、これ1つで作れるのは何セット??

自分たちの求める情報を探しながら、仕入れの値段を考えていきます。

 

 


 

◎飲食販売会議

 

飲食販売チームは、何を売るか、を決めるところから。

とにかく案を出して、紙に書いてみる。

 


 

紙に書かれた『電球ソーダ』という文字。これ何?と聞くと、ほにゅうびんみたいな形の光る入れ物にソーダが入っているのだそう。インスタ映えしそう…。

こちらも、商品企画書と出店企画書に記入しながら、自分たちのイメージやアイデアを形にしていきます。


 

加古川のこどものまちはニッケパークタウンでの開催のため、調理ではなく既存の店舗とのコラボ企画になるとのこと。まずはどの店舗とコラボしたいか、その店の商品を使ってどんな商品をつくるかを考えていきます。

店舗側に企画書を提出して、交渉しつつ、許可の出る範囲で自分たちのオリジナル商品を提案していく、という流れ。

店舗にとっては客層であるファミリー世代にファンを増やすことができ、こどもたちも実際の商品開発を体験できる、win-winな仕組みだなあ、と思いました。

 

 

こちらの女の子はニッケにあるスターバックスとコラボしたい!という企画書を作成中。

スターバックスの良さを商品別にしっかりとらえ、さらにオリジナルデザインのコップを提案していました。

有名キャラクターを使ったデザインを考案していましたが、スタッフさんとの会話から、こどものまちオリジナルキャラクターをつくる?!という話にも。この先が楽しみです!

 


 

会議の最後には『ふりかえりシート』を記入し、今日の会議でのことをふりかえります。

前回のシートを見せてもらうと、一人一人にスタッフさんからの丁寧なコメントが添えられていました。

 


 

長時間こどもに寄り添い、アイデアを引き出しながら、的確なアドバイスを行うスタッフさんたち。大学生のお兄ちゃんお姉ちゃんから、頼もしいおっちゃんまで、幅広い年齢層のスタッフさんがいらっしゃいました。

中には、小学生の時から参加していて、中学・高校を経て、今大学生というスタッフさんも!中学・高校の時はこどものまちで出店し、今回初めてサポート役にまわってくれているということでした。こどものまち、13年の歴史を改めて感じました。

 

今後は、あと2回の会議を経て、加古川のこどものまちが開催されます。

(稲美町の開催では、全3回の会議を予定しています。)

 

こどもたちが自分のやりたいこと、アイデアを形にしながら、お店を作り、まちをつくる。自分の意見を押し通すのではなく、当日参加するまちの住民たちにいかに楽しんでもらうか、を考え、よりよい形を考えていく。

そんな遊びと学びの空間が、そこにはありました。

 

 

◎おわりに

 

こども会議に潜入して感じたことは、みんな楽しいから来てるんだな、ということです。

会議中は考えたり調べたり、悩んだりの連続。「疲れた~」の声もありました。

でも、そんな中でできあがった自分たちのまち、自分たちのお店、そこに向かってみんなで進んでいくことは、きっと楽しいし、おもしろい。毎年リピーターの店長が多いのもうなずけます。

 

こども時代って、何でも純粋に楽しめる、最強の期間。

私もこどもの時に、こんなことやってみたかったな~!と思いました。

 

こども店長のみなさん、スタッフのみなさん、本当にお疲れさまでした!

すてきなまちが出来上がるのを、楽しみにしています!!                           

 

(いち)