中学校内居場所事業


☆2024年度 稲美町こどもの居場所づくり支援補助金採択事業

 

「校内居場所事業」を知っていますか?

 

 それは学校の中に第三の居場所、サードプレイスを設けること。2012年度より大阪府立西成高校で、最初の校内居場所である「となりカフェ」が大阪府の委託事業としてスタートし、その活動は年々全国に広がっています。

 稲美町でもこのたび、こどもの居場所づくり支援補助金の採択を受けて、2つの町立中学校でゆるり家が校内居場所を運営することになりました。事業スタートは2024年度2学期からです。

 事業スタートに先立ち、校内居場所事業に関する地域の皆さまや行政・学校関係者の皆さまの理解を深めていただきたいと、校内居場所事業に見識の深い三名の方をお呼びして、シンポジウムを開催します。ご関心のある方はどなたでも、ぜひ聞きにきてくださいね。

稲美町の中学校で校内居場所事業を始めるにあたって、代表の想いをインタビュー形式で掲載しています!ぜひご覧くださいね。



パネリスト紹介


 

田中 俊英さん

 

一般社団法人officeドーナツトーク代表。子ども若者支援と、NPOや行政へのスーパーバイズを行う。2012年、初めての校内居場所カフェを大阪府立西成高校で開設。著書に『ひきこもりから家族を考える』岩波ブックレットほか。2024年現在、officeドーナツトークでは前述した西成高校の「となりカフェ」、大阪府立長吉高校の「なかカフェ」、大阪府立大阪わかば高校の「わかばカフェ」の校内居場所カフェを運営している。平成29年度「内閣特命担当大臣表彰」受賞。

 

 

阪上 由香さん

 

特定非営利活動法人FAIRROAD代表。2015~2017年、officeドーナツトークの校内居場所カフェ現場をスタッフとしてサポート。2017年度からFAIRROAD単独で事業受託し、居場所事業を運営。

FAIRROADでは、高校校内の居場所事業、地域居場所事業に加え、大阪市立市岡中学校の「はとばカルッチャ」、大阪市立鶴見橋

中学校の「よってみよう屋」、大阪市立茨田中学校の「まんだるーむ」と、中学校での校内居場所カフェを運営している。

 

 

谷村 綾子さん

 

教育研究者。専門は教育行政学、教育学。大阪教育学院(日本語学校)での日本語講師を経て、現在千里金蘭大学教育学部教育学科教授。地域の方と様々なテーマでフォーラムを開催したり、学生とイベントを企画したりと、大学の地域貢献に力を入れ、試行錯誤している。2017年頃からは校内居場所活動にもつながり、FAIRROADと共同研究を進めている。中学生の進路支援について考える特定非営利活動法人COCONI理事。